7月21日(土)、22日(日)に東京・日本武道館で開催された第53回全日本少年少女武道錬成大会に出場しました。高野台剣友会から東京の大会への出場、もちろん日本武道館での試合も初めてのことになります。メンバーは、松本秀太、宮田大地、矢野蒼和、田原颯真、山脇晴日、久野健介の6名で、宇野颯真君と矢野稜和君も応援に参加してくれました。
また、本大会は1、2回戦は監督の先生が元立ちとなる基本判定試合と1本勝負の2試合の結果により勝敗を決める珍しい試合形式となっています。つまり監督の先生も選手の1員であり久野先生も基本判定試合に向けて、子供たちへの技術指導だけでなく技の構成や見栄え等で様々な検討と試行錯誤を繰り返してきました。
高野台剣友会の試合は22日(日)の予定でしたが、金曜日の深夜からレンタカー2台で吹田を出発し21日(土)朝に東京に到着するやいなや日本武道館を訪れ、初日の大会の様子や雰囲気を感じてきました。 また夕方からは桜美林大学の剣道場を興起会の皆さんのご好意を得てお貸しいただき、仕上げの稽古をすることが出来ました。興起会の皆さま、あらためましてありがとうございました。
翌日、いよいよ武道の聖地である日本武道館での初試合、これまでにない緊張と興奮に包まれていざ会場へ。盛大な入場行進から始まる総勢496チーム、2,729名の出場者による大会がスタートしました。初戦は千葉県の城東砂町剣友会さんとの対戦、文字通り全国のチームとの戦いになります。
まずは基本判定試合からですが、先鋒・松本が落ち着いて練習通りの切り返し、打ち込みを見せて危なげなく勝利し後に続く選手も波に乗り、基本判定試合、1本勝負ともに完勝することができました。続く群馬県との慈光神武館さんにも勝利し、3回戦からはいつもの3本勝負となります。
次の対戦は同じ近畿勢の和歌山県の広川少年剣道教室さん。昔から名の知られている道場であり色々な大会でも好成績を収めておられるチームです。一進一退の展開でしたが中堅・田原と副将・山脇の勝利で勝負を決めることが出来ました。
次の試合に勝利すれば敢闘賞を獲得できるところまで駒を進めましたが、福島県の鎌田剣道スポーツ少年団さんに敗れ、賞を逃す悔しい結果となってしまいました。あと一歩という結果は非常に残念ではありますが、初めての武道館での試合でも皆堂々と戦っていたように思います。また、2試合あった基本判定試合でいずれも5人全員が勝つことが出来たのは、基本を大切にしてきた成果の顕れであり誇れることではないでしょうか。
初めての日本武道館での試合は子供たちだけでなく先生方、保護者にとっても感動を覚える素晴らしい機会となりました。ぜひ来年も参加し高野台剣友会の成長につなげていきたいと思います。
また随行していただいたことに加え、長時間長距離の運転をしていただいた先生方、保護者の皆さまありがとうございました。