永松家 近況報告と垣下先生へ手紙

8月にアメリカ・南カリフォルニアに引っ越された永松家の近況報告が届きました。
なんと、10月4日に行われた南カリフォルニアの大会に出場し、9才以下の部で遵之助くんがベスト8。13才〜15才の部で凛之助くんが3位入賞したそうです。
現在は、アメリカ代表で、全米剣道選手権大会で個人優勝の経験を持つクリストファー・ヤング先生が指導するトーランス剣道道場で稽古し、充実した毎日を送られているようです。
また、凜之助くんから垣下先生に手紙が送られてきましたので、披露します。

トーランス道場のダニエル・ヤング先生(右)とブラウン先生(左)

トーランス道場のダニエル・ヤング先生(右)とブラウン先生(左)


永松家近況

永松家近況

高野台剣友会のみなさん、お元気でしょうか 永松凜之助です。
アメリカに来て一か月と少しが過ぎましたが、なかなか慣れず毎日必死に生活しています。
剣道のほうでは、ヤング先生をはじめとする先生方に絞られています。日本とはまた違う剣道に、少し戸惑うところもありますが、この高野台剣友会で教えていただいた剣道を誇りに思って、やっていきたいです。
ヤング先生は、本当に強くて、久野先生とそっくりです。

みなさんの市長杯での活躍は、ブログで拝見させていただきました。
僕が入会したころの高野台剣友会は、正直に言わせてもらうと、吹田でも下のほうだったと思います。ですが、今の高野台剣友会は、昔じゃ考えられないほどの強さで、また、試合に対する気合、というか覇気が違うと思います。
ですが、まだまだ皆さんは結果に満足せず、上を目指していかれるのだと思います。そんな皆さんに負けないように、僕も活躍して、みなさんにいい報告ができるように頑張ります。

そして、垣下先生
まずは市長杯優勝おめでとうございます。
先日、垣下先生が転勤されるとききました。本当にショックです。僕たちが日本に戻るときは高野台にはもういらっしゃらないかもしれないとは聞いていましたが、あまりにも突然でびっくりしています。
垣下先生は、ずっと高野台剣友会で、僕たちを指導してくださいました。垣下先生がよく言われていた「誰よりも強く、誰よりも大きく、誰よりも早く」というお言葉は、僕の剣道人生において一生忘れないことと思います。
垣下先生のご指導、稽古は本当にしんどくて、「もういやだ」と投げ出したくなることもよくありました。
ですが、そこで「なにくそ」と踏ん張り強く耐える、ということは僕が剣道をやっていなかったら絶対にできなかったことだと思います。
その技術だけではない、気持ちの強さというところも、垣下先生は言葉で、そして稽古で教えてくださりました。

本当に、直接お礼を申し上げられないのが悲しいです。
垣下先生、今まで本当にありがとうございました。

僕がアメリカに行く前にしていただいた立ち切り、その翌週、土佐町との合同稽古の時のかかり稽古は絶対に忘れません。
次、またお会いできた時は、今より成長した姿をお見せできるよう頑張ります。
そして、その時はまたぜひ稽古をつけてください。

永松凜之助

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